専門性が高いから大切なパートナー選び
「一級建築士の資格を持ってるから」・「施工実績が多いから」など漠然としたイメージで設計事務所を選んでいませんか?
病院に内科や外科、弁護士事務所に民事、刑事、企業法務など科目・分野があるように設計事務所にも個人住宅・大型施設・福祉施設といった専門・得意分野に分かれています。
福祉施設の設計は一般住宅と違い建築の法律以外にもさまざまな制約や基準が設けられています。
そのため計画・設計には専門性の高い豊富な知識と経験は欠かせません。
ここでは、高齢者施設、障がい者施設、児童施設などに特化した設計・監理のエキスパート「(株)プラス・コンサルタント」がどのような基準で設計事務所を選ぶべきかを大きく3つにわけて紹介します。
1:優れた“コミュニケーション能力”と“人間力”
福祉施設の建築は基本構想から始まり、設計・施工・完成まで長い期間を要します。
さまざまな決定を重ねていくためにも、建築主と設計者は信頼関係の構築は欠かせません。
細部に至るまで十分に話し合いながら、要望や意見に耳を傾けるだけでなく、言葉にできない想いや要望をコミュニケーションの中から引き出す高いコミュニケーション能力は必要不可欠です。
些細な不安や疑問でも的確に納得するまで説明してくれるか、建物が完成した後もずっとお付き合いしたいと思えるかなど信頼の置ける設計事務所を選びましょう。
2:豊かな“経験”と“デザイン力”
福祉施設は建築の法律以外にも制約や基準が細かく決められている特殊な建物です。
それ以外にも転倒リスクの軽減のための床材や手すりなどあらゆるところに工夫が必要です。
利用者が安心・安全で自宅と同じように心地よく過ごせる施設づくりはもちろん施設スタッフが快適に働ける機能性も重要なポイントです。
専門性の高い知識を必要とする福祉施設の設計において経験が豊富であればあるほど設計・デザイン能力も高くなります。
その設計事務所がこれまでに福祉施設の設計に携わったか確認してみましょう。
3:的確な”コストマネジメント力”
設計事務所は図面を引くだけではありません。
図面通り工事が行われているかチェックをしたり設計から引き渡しまでの全体のスケジュール調整など全体をコントロールするも大切な役割です。
その中で特に大切なことはコストマネジメントです。
コストを抑えつつもこだわりの建物に仕上げたいと思うのは言うまでもありません。
企画段階より予算設定から概算確認、設計変更によるコスト調整など竣工までを意識したコストコントロールには経験を積む必要があります。
これまでに福祉施設の設計に携わったか経験の多さが一つの指標となります。